2020年にコロナパンデミックが全世界に脅威をもたらし、ジョージアの不動産市場へ大きなインパクトを与えました。
しかし昨今のジョージアの不動産市場は、コロナパンデミックから完全復活しています。
2020年~2022年にかけて起こったイベント
昨今の3年間にかけて
・コロナパンデミックの収束による、不動産市場の復活
・ジョージアの隣国での争いによる、不動産市場の急激な需要拡大(加熱状態)
という大きなイベントがあり、ジョージア不動産市場が活気になってきたように思われます。
2022年9月には前年比で急激な価格上昇が発生
2022年9月のデータですが、ジョージアの首都トビリシでは賃貸価格が前月比で約25%、物件価格は前年比で120%上昇しています。
参考:
2023年1月も前年比で価格上昇を確認
ジョージアの大手銀行がまとめた資料ですが、ジョージアの住宅価格と賃貸価格は、それぞれ前年比で18.5%と42.8%上昇しています。
参考:
ジョージアの各地区で全体的に不動産価格が上昇中
MtatsmindaとVake地区は首都トビリシで最高の販売価格を記録しており、SQMあたりの平均価格は 1700$を超えています。前年同期と比較して、すべての地区で販売価格が大幅に上昇しました。
参考:
ジョージアの不動産販売サイトも軒並み価格が上昇傾向
「myhome.ge」や「place.ge」のような不動産サイトに掲載される物件価格も軒並み上昇しているようです。
年間で約20%も物件価格が上がっているものも幾つかあります。
参考:
ジョージア国内ではインフレも引き続き継続中
コロナパンデミック前後も変わらず、ジョージアは過去25年において、ほぼ毎年インフレを継続しています。
年間インフレ率は0~15%を推移することが多いです。
参考:
まとめ
現時点では、ジョージアの隣国の争いが継続しているため、不動産市場が過熱した状態にあります。
しかしジョージア国内では毎年インフレが継続しており、長期的な視点でジョージアの不動産価格はまだ上昇傾向にあると考えられます。
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