ジョージアでは隣国の争いも相まって、ジョージア通貨GEL(ラリ)が日本通貨JPYに比べて非常に高い価値になっています。
今後の推移について、これまでの為替の動きも併せて考察します。
過去30年の推移をみると現在はGEL高な状態をキープ
GELとJPYの為替データをみると、コロナパンデミックが発生した時期(2021年頃)までGELの価値が全体的に下降しています。
勿論、2008年や2015年のように一時的にGELの価値が急上昇してはいるものの、全体的に下降していると言えます。
一方、現時点ではGELの価値が急上昇しているように見えますので、これから数年間にかけて、過去の歴史のように下降傾向になるのか要注目です。
参考:
ジョージアは隣国から海外移民が増えたままの状態
ジョージアの隣国の争いによって、ジョージアへ多くの海外移民が流れ込んできました。
かつては総人口数が400万人に満たないジョージアでしたが、120万人近くの移民が流れ込んできました。
その影響は大きく、ジョージア通貨GELが急激な価格上昇を起こしました。
海外移民は自国の争いが収束しない限り、このままジョージアへ移住し続けることも考えられますので、GELはこのまま価値が上がったままになると予想されます。
参考:
まとめ
現時点では、ジョージアの隣国の争いが継続していることもあり、ジョージア通貨GELは過去の歴史からみても非常に高い価格となっています。
一方、過去の歴史的なデータしかり、隣国の争いの収束を考慮しても、数年後にはこのGEL高の状態が解消するのではないかと予想しています。
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